2014年1月4日土曜日

Oracle Database Instant Client について

■Oracle Database Instant Client とは
 Oracleのページでは、以下のように記述されております。

 Instant Clientを使用すると、標準のOracleクライアントをインストールしたりORACLE_HOMEを作成したりすることなく、アプリケーションを実行できます。 またOCI、OCCI、Pro*C、ODBC、JDBCを使用するアプリケーションを変更せずに実行できる上に、使用するディスク領域を大幅に削減できます。 SQL*PlusとInstant Clientの併用も可能であり、 再コンパイルなしで問題なく動作します。


■ダウンロード先
 こちらのページよりダウンロードが可能です。
 (無償での利用可能)


■インストール方法
 以下、当方にて試した結果です。
 
 目的:SQL*PLUSを利用して別マシンのデータベースに接続する。
 クライアントPC(インストール先)のOS:WindowsXP Professional Version 2002 Service Pack 3
 接続するOracleデータベースのバージョン:11gR2
 
 ①上記ダウンロード先より、環境に適したダウンロードページを選択
  ・ Instant Client for Microsoft Windows (32-bit) を選択

 ②以下のZIPファイルをダウンロード
  ・instantclient-basic-nt-12.1.0.1.0.zip
  ・instantclient-sqlplus-nt-12.1.0.1.0.zip

 ③以下のフォルダを新規作成
  ・C:\Program Files\instantclient

 ④作成したフォルダに②でダウンロードしたZIPファイルを展開
 
 ⑤以下の環境変数を新規作成
  <システム環境変数>
   変数名:PATH
   値:C:\Program Files\instantclient\instantclient_12_1

 ※注意(1)
 環境変数PATHを設定する際、パスに「全角文字」が含まれていると上手く動きません。
 例) C:\Documents and Settings\Administrator\デスクトップ\instantclient\instantclient_12_1

 ※注意(2)
 パスは、C:\Program Files\instantclientではなく、ZIPファイルを展開して自動作成された「instantclient_12_1」のフォルダまで含めたパスとすること。


■SQL*PLUSの設定確認

 コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力
  ・sqlplus /nolog

 "SQL>"となることを確認。
 

2014年1月3日金曜日

権限について

■権限とは

 ユーザーアカウントを新規作成しても、そのままではデータベースの操作は行えない。
 なぜならば、新規ユーザーにデータベースの操作を行うための権限が付与されていないからである。

 Oracleデータベースでは、データベースの操作を行う上で、ユーザーに対して操作ごとに「権限」が付与されていなければならない。
 Oracleデータベースには権限の種類が数多くあり、それぞれユーザーに付与できる仕組みとなっている。


■デフォルトの権限設定

 ユーザーをEnterprise Manager、SQL*PLUSで新規作成する場合、以下のような権限構成となる。

 ・Enterprise Manager・・・・CONNECTロールの付与
  ※CONNECTロールには、「CREATE SESSION」システム権限が付与されている。ロールについては、下記参照。

 ・SQL*PLUS・・・・なし


■ロールとは

 ロールとは、権限、または他のロールをグルーピングしたものである。

 なぜロールを作成するのか。
 
 それは上述したように、権限には数多くの種類が存在する。
 管理者が1つ1つのユーザーにこれらの権限を付与するのは大変な作業である。
 そのため、ロールというものを予め作成しておき、同様の権限であれば、複数の権限を一度に付与できるようにしておくと作業が容易になる。

2014年1月2日木曜日

Oracleデータベース11gR2 アンインストール方法

「Oracleデータベース 11g R2」 ソフトウェアのアンインストール方法をまとめる


▼以下のサイトを参考
参考サイト①
http://rina.jpn.ph/rance/index.php?Oracle11g%20for%20Windows%20%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%89%8B%E9%A0%86

参考サイト②
http://hatahuri.blogspot.jp/2013/05/oracle11g.html


▼アンインストール手順

①DBCAでデータベースを削除

②OUIにて11gを削除
 このとき、以下のように言われるのでコマンドプロンプトより、言われたコマンドをたたいて実行する。

 コマンド'C:\app\****\product\11.2.0\dbhome_2\deinstall\deinstall'を実行して、このOracleホームを案インストールしてください。

 ※****:PCのユーザー名

 
 どうやら「deinstall」というツールがあって、それを実行させてOracleデータベースソフトウェアを削除させるのが一般的な模様。

 実行すると、以下のことを聞かれる。
  

  ・構成解除するすべての単一インスタンス・リスナーを指定してください[LISTENER]:
    ⇒LISTENERと入力してEnter

  ・このOracleホームで構成されているデータベース名のリストを指定してください []:
    ⇒何も入力しないでEnter
    ※上記①を行っていない場合、データベース名が[ ]に表示されるため、それを入力してもよし。

  ・CCR check is finished 続行しますか (y - はい、n - いいえ)[n]:
    ⇒yを入力してEnter


③ゴミフォルダの削除
 以下のフォルダを削除。
 尚、上記②の作業後すぐに行うと、ロックされているようなので一度再起動してから行う。

  C:\app\****
  C:\Program Files\Oracle

 ※****:PCのユーザー名


④レジストリの削除
 regeditより、以下のレジストリを削除
  
  ・\HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ORACLE